こんにちは、ひいろです。
「一条工務店の家は標準仕様でも十分?それともオプションを付けるべき?」
…家づくりの打ち合わせ中、私も検索魔になったテーマです(笑)
今回から、そんな悩みを抱える方のために、【標準vsオプション】シリーズとして、場所ごとに比較&実体験レビューをまとめていきます。
第一弾はキッチン編です。
結論から言うと、i-smartⅡの標準キッチンはかなり充実していて、そのままでも十分使えます。
ただし、ライフスタイルやこだわり次第では、オプションを採用した方が快適になる部分もありました。
この記事では、以下の内容をまとめてご紹介します。
標準とオプションの優先順位
オプションで選べる内容と金額(2021年当時)
我が家の採用例と満足度
採用しなかったオプションと理由
この記事が、標準とオプションで迷っている方の参考になれば嬉しいです。
一条工務店の家づくりで悩む「標準かオプションか」

一条工務店は「標準仕様が充実している」とよく言われますが、実際その通りです。
我が家も標準で満足できている設備はたくさんあります。
一方で、実際に暮らしてみて「オプションをつけてよかった」と思う部分もあれば、「ここはつけておけばよかったかも」と感じる部分も。
大事なのは、カタログのスペックだけでなく、自分たちの暮らし方・優先度・予算を基準に考えることです。
標準で十分な部分、検討すべき部分
標準で満足できるものは多いですが、特に以下はオプションを検討する価値が高いと感じました。
- 毎日使う場所
- 後から追加しにくい設備
- 将来の生活変化で差が出る部分
まずは優先順位を決めて、打ち合わせで重点的に確認しましょう。
オプション採用を判断するチェックポイント
我が家がオプションを決めるときに意識した基準は次の6つです。
- 使用頻度:毎日使うか?月数回以下か?
- 後付け可否:後から交換・追加できるか?(できないなら優先)
- 寿命・メンテ性:ランニングコストや手入れのしやすさは?
- 将来の変化:家族構成やライフスタイルの変化で影響が出るか?
- 満足感:見た目や使い心地での満足度は?
- 費用対効果:コストに対してメリットは大きいか?
オプション採用を決める手順
オプション採用の可否を決める上で、以下のような手順で進めると無駄がありません👌
- 家族で優先順位を共有(例:料理好きならキッチン優先)
- オプション全体の予算上限を決める
- 後から変えられない設備を最優先で判断
- 展示場で実物を確認(写真だけで決めない)
- 営業担当や設計士に「よく後悔される設備」を聞いてみる
ちなみに我が家は、展示場で見られない設備はわざわざ他会場まで足を運びました。
工場ではまとめて見られるチャンスがありますが契約の頃なので、打ち合わせの時には忘れてしまいがち😅
とはいえ、展示場にないオプションも多くあります。
その場合は、先輩オーナーさんのブログやYouTubeを参考にして情報を集めていました。
i-smartⅡのキッチン標準設備はこれ!
まずは、i-smartⅡ標準キッチンの基本設備を確認しましょう。
標準は「スマートキッチン」
標準仕様のスマートキッチンには、以下がセットになっています:
- カウンタータイプ:スリム/ワイド/ステップ
- 天板:人造大理石トップ
- 加熱機器:IHクッキングヒーター
- 食洗機:標準タイプ
これだけ揃っていれば、日常の料理や後片付けには十分対応可能です。

標準で必要十分だがカップボードはほぼ必須アイテム
キッチン本体については、標準仕様で生活に困るようなことは今のところありません。
ただし収納については話が別。
標準の収納はカトラリーや調理器具用に最適化されており、食器の収納には不十分。
そのため、食器棚を持っていない方はカップボードの追加がほぼ必須です。
また、スマートキッチンはすべてオープンキッチンです。
壁付け希望の場合は、別のキッチンシリーズを検討する必要があります。
オプションの種類と金額(2021年当時)
ここからは、標準仕様とオプションの違いを一覧で確認し、自分たちに必要かどうかを検討していきます。
標準vsオプション!スマートキッチンの仕様一覧
スマートキッチンの標準仕様とオプション内容を、金額(2021年当時・税抜)&我が家の採用例とともにまとめました。
キッチンオプション一覧(☝️タップで開きます)
項目 | 標準仕様 | オプション | オプション金額(円・税抜) | 我が家の選択 |
---|---|---|---|---|
キッチン本体 | スリムカウンタータイプ | 引き出し | – | スリムカウンター |
ワイドカウンタータイプ | ||||
ステップカウンタータイプ | ||||
高性能人造大理石トップ | ホワイト | 天然御影石カウンター グレー/ブラック | スリム:100,000 | スリム御影石(黒) |
ワイド・ステップ:150,000 | ||||
ジャンボシンク 静音仕様 | 樹脂シンク | – | – | ステンレスシンク(御影石の場合はステンレス) |
ステンレスシンク | ||||
水栓 | 吐水口引出式シングルレバー混合水栓 | タッチレス水栓 | 29,100 | タッチレス |
TOTO水ほうき水栓 | ||||
スマート水栓 | ||||
浄水器 | – | ゼンケン | 43,000 | ゼンケン |
シーガルフォー | 107,000 | |||
浄水器内臓水栓 | 4,100 | |||
その他水栓 | – | 還元水素水生成器 | 90,100 | なし |
単水栓(蛇口取り付けタイプの浄水器用) | 9,800〜15,000 | |||
コンロ | Panasonic: IHクッキングヒーター | シングルオールメタル | 66,000 | シングルオールメタル |
ダブルオールメタル | 83,000 | |||
ガスコンロ | リンナイ | デリシア | 92,000 | なし |
壁付オープンキッチン専用換気扇 | – | 電動密閉式シャッター | 7,000 | なし |
オイルガード | ロータイプ | ハイタイプ | 15,000 | ロータイプ |
食器洗い乾燥機 | Panasonic | 不採用(収納に変更) | −59,500 | 深型 |
バイオパワー除菌機能付 | 28,000 | |||
深型 | 51,000 | |||
オーブンレンジ | – | ガスオーブン | 108,300 | なし |
ガスオーブンレンジ | 130,300 | |||
電気オーブンレンジ | 130,300 | |||
床下パントリー | – | 3連スライド式 | 73,000 | なし |
5連スライド式 | 103,000 | |||
カップボード:グランドカップボード | – | 幅90 | 174,000 | 幅180サイズ |
幅135 | 242,000 | |||
幅180 | 293,000 | |||
幅225 | 380,000 | |||
幅270 | 449,000 | |||
米びつ付 幅135〜 | 上記+7,000 | なし | ||
家電収納タイプ | 236,000 | 家電収納タイプ | ||
トールタイプ | 177,000 | |||
冷蔵庫収納タイプ | 90,000 |
その他の選択内容
標準・オプション以外にも、細かく調整できる部分があります。
- 作業スペース(カップボードとキッチンの間):約80cm or 約106cm
- カウンターの高さ:80cm、85cm、90cm
- レンジフードの高さ(天板まで):80cm、85cm、90cm、95cm
我が家はカウンター85cm、レンジフード80cmに設定しました。
足して165cmなので、身長175cmを超える夫は、時々頭をぶつけることがあります(笑)
他のキッチンシリーズはオプション?
標準仕様「スマートキッチン」以外のシリーズでは、オプション扱いになるものもあります。
- グレイスキッチン(グラン・セゾン、グラン・スマート標準)
- 追加料金あり
- 高級感のあるデザイン、天板・オイルガードも高グレード
- オープン・壁付両方対応(壁付け時は吊戸棚も設置可能)
- i-スタンダード/i-クオリティシリーズ
- 一部追加料金あり
- オープン、I型、L型、アイランド型(追加料金あり)選択可能
- キッズカウンター設置可(スタンダードのみ)
- I型・L型は吊戸棚も設置可能
我が家が採用した仕様&オプションと満足度
ここからは、キッチンにて我が家が採用したオプション&標準仕様を全公開していきます!
キッチン本体:見た目も機能も妥協なし
キッチンのデザインや調理機器をまとめたメイン部分。
毎日使う場所だから、使い勝手と見た目の両方にこだわりました!
スマートキッチン(標準)
キッチン本体は標準仕様のスマートキッチンを採用しました。
表面はピアノのようなツヤ感があり高級感があります。
色は「プレミアムホワイト・ブラック・ブラウン・レッド」の4色展開。
我が家はプレミアムブラウンを選び、落ち着いた雰囲気に仕上がり、とても気に入っています。
スリムカウンター(標準)
カウンターはスリムタイプを選択。
ワイドやステップは作業台や収納が増えるメリットがありますが、我が家は夫婦での調理のための作業スペース確保とリビングの広さを優先し、奥行きを浅くしました。
作業中に狭いと感じることもありますが、必要に応じてカップボードの天板も使えるので不便はありません。
御影石カウンター(黒)(+100,000円)
10万円でこの質感と耐久性は大満足。
通常の白天板だと側面も白なので、プレミアムブラウンのキッチンをシックにまとめるために黒を採用しました。
傷つきにくく汚れも目立たず、機能面でも大正解。


カップボード側は壁紙が白なので、白天板で調和が取れており、全体のまとまりも良好です。
シングルオールメタルIH(+66,000円)
調理器具の選択肢が大幅に広がり、採用して正解。
従来のIHではNGなアルミ鍋なども使えるので、以前の調理器具をほとんどそのまま活用できました。
ただし卵焼き器のように小さすぎる調理器具は反応が鈍いこともあります。
今後買うものはIH対応を選ぶため、コンロのうち一つがオールメタルに対応していれば十分と判断し、ダブルにはしませんでした。
水まわり設備:食洗機&タッチレス水栓で家事ラク!
手間を減らして家事効率アップ。
子育て家庭でもストレスフリーです!
タッチレス水栓(+29,100円)
子育て家庭に必須級。
肉や魚を触った後にレバーを触らず手洗いできるのはもちろん、子どもの手洗いにも大活躍。
小さな投資で毎日快適になる代表的オプションです。
深型食洗機(+51,000円)
我が家の「家事時短オプションNo.1」。
先輩オーナーさんの口コミを信じて採用しましたが大正解でした。
以前は1日1回の稼働で十分、今は子どもが増えたので1日2回ですが、それでも手洗いの負担を激減できています。
「迷ったら採用して後悔しない」代表的オプションだと思います。
ゼンケン浄水器(+43,000円)
飲み水の安心感が格段にアップ。
カートリッジは年1回交換が必要ですが、オーナー向け割引もあり維持費は想定より安め。
飲料はほとんど水になったため、麦茶を作る手間も減りました。
米研ぎにも味噌汁にも使えて、日常的に大活躍しています。
子供が乳児の頃は、ミルクが作りやすい「お湯がすぐ出るウォーターサーバー」が気になった時期もありましたが、一時期のことなので、長期的に見れば浄水器で十分満足しています。

収納:カップボード&パントリーでスッキリ
散らかりがちな食器や家電をまとめて整理整頓。
来客時もサッと隠せて、綺麗に見えます(笑)
グランドカップボード(幅180、+293,000円)
収納力抜群で大満足。
標準の収納は「調理器具中心」ですが、こちらは「食器収納に最適」な設計。
引き出しの高さも絶妙で、食器をしまうストレスが激減しました。
食器棚で代用すれば安く済んだかもしれませんが、キッチン全体の統一感や、作り付け収納なら地震で倒れる心配がないという安心感も魅力です。
グランドカップボード(家電収納、+236,000円)
生活感を隠せるのが最大のメリット。
レンジや炊飯器などをまとめて隠せるので来客時に綺麗を装えます(笑)
ゴミ箱は5個付属して分別しやすい上に、これも隠せるため見た目もすっきり保てます。
さらに、カップボードの扉を閉めると中の家電の音がほとんど聞こえないという、思わぬメリットが!
夫が朝コーヒーメーカーをタイマーでセットしているのですが、最近収納場所をカップボード内にしたところ、子供がその音で起きなくなりました!

他にもホームベーカリーなど、音の大きな家電の収納場所としてもおすすめ!
システムパントリー(標準)
キッチン専用ではありませんが、近くに設置しました。
保存食品やキッチン家電の取扱説明書、レシピなどをまとめて収納でき、とても便利です。
キッチンからすぐ手が届く場所にあるので、家事動線的にも助かっています。
その他採用したもの:見た目重視で仕上げ
細部のこだわりで空間の印象を格上げ!
石目調フローリング
キッチンはクッションフロアも選べましたが、我が家は石目調フローリングに。
「濡れたら拭けばOK」と割り切り、フロアコーティングも施したので問題なし。
水回りでも不安なく使えています。
下がり天井+クロス(+60,000円)
パイプスペースの凸凹をまとめて下がり天井に。
キッチンに合わせてシックな色のクロスにし、空間を引き締めました。
理由は完全に「見た目重視」ですが、3年半経った今でも「いい選択をしたなぁ」とにやにやできる程度には満足度の高い仕上がりになっています(笑)
キッチンは毎日何度も使用する場所なので、見た目が気に入らないとげんなりしてしまうことも。
(前の家がそうでした。笑)
リビングに隣接することが多く、来客の目にも留まりやすいので、見た目に課金したことによる満足度は高い場所だと思います。



標準仕様・オプションとも、採用した内容については、どれもとても満足しています。
採用しなかったオプションと理由
ここからは、我が家が採用しなかったオプションについてご紹介します。
「なぜ見送ったのか」「実際に住んでみて必要だったかどうか」もあわせて解説するので、オプション選びの参考にしてみてください。
床下パントリー
便利そうでしたが、コストが7〜10万円と高めで、キッチン近くにシステムパントリーを設置したこともあり、採用を見送りました。
ただ、床下は温度が安定しているため、長期保存用の食品を入れるには便利だったかなと、若干の後悔もあります。
オーブンレンジやガス系
オーブンは、IHに簡易的な機能がついていることと、コンベクションオーブンを既に持っていたため、必要性を感じませんでした。
また、ガスはそもそもオール電化を希望していたため、検討対象外でした。
この3年半で「オーブンを使いたい!」と思った時も、簡単な調理であればIHで十分対応できています👌
換気扇や水素水生成器
水回りは浄水器で十分と判断し、水素水生成器は不採用。
換気扇のシャッターについても、完全に虫を防ぎたい場合は検討の余地がありましたが、我が家の立地では特に問題がなかったため採用しませんでした。



今のところ室内で害虫と遭遇していないので、大丈夫そうです。
まとめ
一条工務店i-smartのキッチンは、標準でも十分ですが、生活スタイルに合ったオプションは費用以上の満足をもたらすと実感しています。
特にキッチンは「毎日使う場所」なので、オプションの費用対効果が大きいと感じます。
- 標準仕様でも十分使いやすい:
- i-smartⅡのスマートキッチンは基本機能が充実しており、毎日の調理に不自由はない。
- オプションは生活スタイルに合わせて選ぶ:
- 収納や水まわり設備など、優先度の高い部分から予算内で検討すると後悔が少ない。
- カップボードはほぼ必須:
- 標準収納は調理器具中心のため、食器や家電を整理するならカップボードを検討。
- 便利なオプションは実際の使用感が大事:
- タッチレス水栓、深型食洗機など、毎日の家事負担を軽減する設備は費用対効果が高い。
- 見た目や統一感も満足度が高い:
- 下がり天井+クロスなど、毎日目にする場所の仕上がりにこだわると満足度アップ。
標準にするかオプションにするかは本当に悩ましいですが、この記事が何か一つでも参考になれば嬉しいです。
ではまた👋
オプション費用の総額については、以下の記事で紹介しています。


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