こんにちは、ひいろです。
今回は 「注文住宅の建築スケジュール」 をテーマに、我が家が一条工務店 i-smartで家づくりをした際の流れを、土地探しから契約・着工、引き渡しまで 時系列で解説 していきます。
これから家づくりを始める方の中には、
「何から始めればいいの?」
「どの時期に何をすれば間に合うの?」
と不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
我が家の場合、家づくりは 土地探し・建物契約・住宅ローン が絡み合い、なんと 19ヶ月(約1年半!) にわたる長期戦でした。
振り返ってみると、あっという間に進む出来事も多く、「もっと早く知っておきたかった…」と思う場面もたくさんありました。
本記事では、そんな実体験をもとに、家づくりの全体スケジュールと各段階での注意点を紹介します。
前編では特に 建物に関する流れ を中心にまとめました。
これから注文住宅を検討する方の参考になれば嬉しいです。
全体の流れ
まずは、我が家の場合の家づくりスケジュールを一覧にしました。
家づくりでは「建物・工事」「土地」「住宅ローン」が並行して進んでいきます。
時期ごとに何をしていたのかを整理すると、このようになります。
月 | 建物・工事関係 | 土地 | 住宅ローン |
---|---|---|---|
1 | 展示場訪問 | ||
2 | 間取り比較、展示場巡り | 土地探し | 事前審査 |
3 | ライフプラン相談 | ||
4 | 入居宅訪問 一条工務店と契約 | 買付申し込み 土地契約 | |
5 | 工場見学 | 現地調査 | 本審査通過 |
6 | 初回打ち合わせ(重要事項説明) 敷地調査・地盤調査 家具リスト提出・間取り再検討 | ||
7 | 打ち合わせ② 宿泊体験 | ||
8 | 打ち合わせ③、④ | ||
9 | 外構参考見積もり | 土地決済・引き渡し | 銀行契約 |
10 | 最終仕様確認 | ||
13 | 地鎮祭、基礎工事着工 | 草むしり | |
14 | 基礎工事完了 | ||
15 | 上棟開始・見学 フロアコーティング資料請求 引っ越し業者見積取得 外構業者見積取得 | ||
16 | 外構業者決定 | ||
17 | 火災保険一括見積もり・契約 建物完成・引渡し フロアコーティング申し込み・施工 引っ越し | ||
18 | 外構工事 | 金消契約 | |
19 | 補助金等申請、登記完了 | 精算完了 |
こうして見ると、かなり長い期間にわたって様々な手続きやイベントが同時進行していたことがわかります。
本記事では、この中から建物・工事に関わる流れを中心に、実際に経験したポイントや注意点を詳しく解説していきます。
展示場見学~契約まで(情報収集・予算決め)
1か月目~契約した4か月目にかけては、情報収集がメインでした。
展示場や検討している土地に足を運んだり、家で資料請求するなどして情報を集め、並行してライフプラン相談を通して予算の設定も行いました。
そして土地も決まり、様々検討した結果、一条工務店と契約。
ここで基礎的な情報収集をしたからこそ、以降もスムーズに進んでいきました。
- 展示場見学で一条工務店と出会う
- 他社のモデルハウスも回って比較ポイントを整理
- 間取り取り寄せ、複数のHMを比較検討
- 住宅ローンの事前審査
- 土地探し
- FPと面談
- 入居宅訪問
- 土地契約
- 一条工務店と「仮契約」
家づくりの最初の一歩は展示場見学と情報収集。
最初は「とりあえず見てみよう」くらいの気持ちで展示場へ行きましたが、実際にモデルハウスを見るとイメージが一気に具体化しました。
一条工務店に出会い、標準仕様や性能の高さに惹かれるとともに、他社のモデルハウス巡りと間取りの取り寄せを行い、複数のハウスメーカーを比較検討しました。
この段階で住宅ローンの事前審査も開始。
年収や勤務先などの基本情報をもとに、借入可能額の目安を把握することで、現実的な予算設定が可能になります。
土地探しも並行してスタート。
希望の駅はもちろん、初めて行く駅や地域も含め、たくさんのエリアを見て回りました。
展示場巡りや資料請求については、以下の記事にまとめています。


ファイナンシャルプランナー(FP)との面談では、無理のない返済計画を確認。
教育資金や老後資金も含めた資金計画を立て、家づくり全体の予算感が明確になりました。
実際に建てた方の家を訪問する「入居宅訪問」は、体感温度や収納、動線などリアルな暮らしを体験でき、理想と現実のギャップを埋める参考になりました。
土地は条件の良いところが見つかり、買付申し込みから契約までおよそ一週間で進みました。
指値も通り、掲出金額より50万円値引きしてもらえましたが、土地の引き渡しは5か月先。
手付金を支払い、契約が完了しました。
同月、一条工務店と「仮契約」を結びました。(「仮契約」の詳細は以下)
ただし、一条工務店は着工枠が限られているため、基礎工事着工まで9か月待ち。
冬前の入居を狙っていた我が家にとっては少し残念でしたが、そのぶん仕様決めにじっくり時間をかけられました。
契約の流れ・仮契約と本契約の違い
仮契約とは
- 契約金として100万円を支払う(工事代金に充当)
- 間取りが確定する前に結ぶ契約
- 基本的には通常契約と同じ扱いなので、「やっぱりやめた」は原則不可
仮契約の解除条件
- 住宅ローンが通らなかった場合
- 破産や金銭トラブルなど、やむを得ない事情がある場合
- 契約者や家族が反社会的勢力に属していることが判明した場合
※最後の条件以外は、基本的にやむを得ない状況で解除可能
※解除時には支払った契約金の一部(かかった実費)が差し引かれて返還される
本契約とは
- 間取り・仕様が確定してから行う正式契約
- 工事開始前に結ぶため、施工に関する最終条件が反映される
契約時のポイント
- 仮契約の段階でキャンペーンや特典が適用されることも多い
- 工事着工までに待ち期間がある場合もあるのでスケジュールに注意
- 事前に住宅ローンの借入可能額や資金計画を明確にしておくと安心
- 補助金は仮契約か本契約いずれか有利な方を適用可能
予算の立て方については、以下の記事にまとめています。

工事内容確定まで(打ち合わせ・仕様決め)
契約も終わり、いよいよ本格的に家づくりがスタート。
工場見学で設備をチェックしたり、建築士との打ち合わせで図面を作りながら、予算と希望のバランスを調整していきます。
- 工場見学(展示場以上に一条の性能を体感)
- 住宅ローン本審査通過
- 土地現地調査
- 初回打ち合わせ(重要事項説明・印鑑要)
- 家具・家電リスト提出
- 敷地調査・地盤調査(ベタ基礎決定)
- 打ち合わせ②
- 宿泊体験(夕方~翌朝)
- 打ち合わせ③、打ち合わせ④
- 外構参考見積取得(最終決定は上棟後)
- 土地決済・引き渡し
- 銀行契約
- 最終仕様確認(設備・壁紙・色など全てチェック)
- 一条工務店との本契約(契約書・着手承諾書に署名捺印)
本来、工場見学は仮契約の前に行くものですが、コロナの時期で日程の制約があったため、我が家はどうしても都合がつかず、このタイミングでの実施となりました。
工場見学では、実際の構造や設備を間近で見られるため、イメージがぐっと具体化しました。
免振構造や耐水害住宅など、他社では体験できない技術もチェックでき、安心感が増しました。

浮く家・免振の家ともに、机上のコップも落ちないほど日常でした。すごい技術!
初回打ち合わせでは重要事項説明があり、印鑑が必要でした。
この段階で家具や家電のサイズを測り、図面に落とし込む作業も開始。
地盤調査では基礎仕様がベタ基礎に決定し、最安値の布基礎にはならず、予算と性能のバランスを意識するタイミングとなりました。
宿泊体験では実際に一条の家に泊まり、設備や動線を体感。
キッチン使用感や寝心地をチェックしながら、一人2,000円×夫婦二人で自炊材料費4,000円までを一条が負担してくれて、自炊も楽しめました。
宿泊体験で気付いたことは、その後の打ち合わせに反映されました。
工場見学や宿泊体験で良いと感じた設備を反映しながら図面を調整。
最終的に宿泊体験棟に近い構造になり、具体的な生活イメージが固まりました。
外構は一条では施工しないため、一条の営業さんを通して外注業者に参考見積を依頼。
同時に土地の決済・引き渡しもあり、銀行とのスケジュール調整は少し大変でした。
最終仕様確認は約3時間かけて、細かい設備や色まで確認。
全ての準備が整い、あとは工事開始を待つのみとなりました。
この日は打ち上げ代わりのコーヒーとパンケーキで一息つきました😌
工事開始~完了まで(地鎮祭・着工・上棟・内装)
着工は9か月の順番待ちだったので、11か月目・12か月目は動きなし。
その後、いよいよ工事スタートです。
地鎮祭を行い、着工。
しかし、コロナ禍でまさかの遅延も発生しました。
- 草むしり
- 地鎮祭(一条手配、玉串料3万円用意)
- 近隣挨拶
- 基礎着工(工事責任者から進捗メールあり)
- 上棟予定も延期
- 工場が海外にあるためコンテナ到着遅延
- 上棟(1階1日・2階1日・屋根1日)
- 内装工事開始(床暖房パイプ等確認可能)
- フロアコーティング・外構・引っ越しの資料請求や見積もり開始
- 外構業者決定
工事の前に地鎮祭を行いました。
所要時間は1時間ほど、夫婦と両家で「えいえい」と山を崩しました。
準備の草むしりは地味に大変でした(笑)。
基礎工事は数日で完了し、コンクリート乾燥時間を挟みつつ進行しました。
i-smartの家は工場で壁まで完成しており、上棟は組み立てるだけですが、コロナ禍で海外の工場からコンテナが届かず遅延。
こんなところにまで影響があるとは驚きでした。
翌月ようやく実施された上棟は、壁や床が宙を舞うように設置され、見ていてとても面白い工程。
内装工事は職人さんが作業を進めるため、床暖房のパイプを確認できるのもこのタイミングだけ。
引き渡し後の作業準備として、フロアコーティングや外構、引っ越しの見積もりも開始しました。


引っ越し後、近所の方にご挨拶に行った際、「家が建つ過程が面白かった」と言われました(笑)


また、フロアコーティングや外構、引っ越しなど、引き渡し後に行う作業の資料請求や見積もりを取り始めました。
外構については、一括見積を使って業者を探しました。
まとめて資料請求&提案が受けられて、良い会社に巡り合うことができました。
資料請求は無料ですし、選ばなかった業者へのお断りも比較サイトからしてくれるので、気が楽でした。
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引渡し・引っ越し~手続き完了
ついに建物が完成し、入居することができました。
しかし引渡し前後も、手続きや準備が続きます。
- 建物完成・引渡し(鍵の受け渡し・家の説明)
- 火災保険契約(相見積もりでコスパ重視)
- フロアコーティング施工(森のしずくに依頼)
- 引っ越し(相見積もりで業者選定)
- 荷物整理(段ボール片付け)
- 外構工事(飛び飛びの日程で施工)
- 補助金申請(自分で申請が必要なもの)
- 住宅ローン融資実行
- 登記完了
- 一条工務店との精算完了
引渡しは補助金の関係で期日厳守だったため、コンテナ遅延がありながらも急ピッチで進めてもらいました。感謝…!
火災保険も事前に契約し、相見積もりで納得のプランを選択。
フロアコーティングを済ませ、寒い賃貸からの引っ越しを月末に実施。
引っ越し業者も比較して選ぶと、意外と料金やサービスが差があるので安心です。
入居後は段ボール整理に追われましたが、回収期限があったので必死で片付けました(笑)。
外構工事は少しでも早く終わらせようと、飛び飛びの日程でしたが半月ちょっとで完成。
庭が思った以上の仕上がりとなり、とても満足しています。
全ての工事が終わった後、銀行融資や登記も無事完了しました。
補助金申請では領収書や内訳表など、一条の営業さんにも色々お願いしました。
建てた後まで手厚く協力してもらえたことに感謝です。
以上が我が家のスケジュールでした。
後日改めて、いくつかの工程について詳細記事を追加予定です。
まとめ:我が家の家づくりスケジュールを振り返って
改めて振り返ると、我が家の家づくりは 19か月の長丁場 でした。
ただ、一つ一つの作業自体は大したことがなくても、工事・土地・ローンの手続きが同時進行 で進むので、待機期間を除いてもかなり忙しかった印象です。
着工と上棟待ちの期間以外は、打ち合わせ・工場見学・住宅ローン手続き・土地手続き・外構業者選定・引っ越し準備などが同時に進み、慌ただしい日々でした。
最後に、家づくりで意識するとよいポイントとして、以下を挙げておきます。
- スケジュール管理:各ステップの所要期間を把握して余裕を持つ
- 情報収集の段階で比較する:展示場見学や資料請求、入居宅訪問でしっかり確認
- 契約・仕様決定のタイミングを理解する:仮契約と本契約、着工待ちなどの間隔を把握
- 住宅ローンや補助金手続きも並行:審査や申請がスムーズになる
長丁場ではありますが、振り返ると 各ステップは着実に進めることが大事 だと感じました。
今回まとめたスケジュールやポイントが、これから家づくりを始める方の参考になれば嬉しいです。
ではまた👋
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住宅ローン含めた家の資金計画や、ライフプランをプロに相談するのもおすすめです。
住宅取得は情報収集がとても大事。
我が家も資料請求で情報を集め、FP相談で背中を押されて住宅購入へ踏み切れました!
コスパ・タイパよく必要な情報を集めて、快適なお家ライフを満喫しましょう^^