【保存版】住宅展示場の見学ポイント8選&初めてでも使えるチェックリスト付き

家づくり

こんにちは、ひいろです。

家づくりを考え始めたとき、「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」と思う方も多いのではないでしょうか。
私もまさにそうでした。

当時は何の準備もなく、ふらっと近所の展示場を訪れましたが――

  • 「何を見ればいいかわからない…」
  • 「聞かれたことにうまく答えられない…」
  • 「ただ営業されて終わった…」

そんな状態で、せっかくの展示場見学をうまく活かせなかったことが何度かあります。

しかし、回数を重ねるうちに、
「見学の前にこれを知っておけばもっと有意義だったのに!」
「ここをチェックしておくと、家づくりがグッと進むな」
と気づいたことがたくさんありました。

この記事では、これから展示場に行く方に向けて、

  • 展示場に行く前に準備しておきたいこと
  • 当日の見学で見るべきポイント
  • 営業トークに流されないコツ
  • 私自身の失敗談とリアルな体験

などをまとめてお伝えします。

見学を最大限に活かし、理想の住まいづくりに一歩近づくためのヒントになれば嬉しいです。


展示場って、実際どうなの?行ってわかったメリットと注意点

住宅展示場は、家づくりを考えている方にとって“実物を体感できる”貴重な場所。
間取り図やカタログだけでは伝わりにくい、空間の広さや天井の高さ、素材の質感などがリアルに感じられます。

最近の展示場は、ただモデルハウスを見るだけでなく、「こういう暮らし、いいな」とイメージがふくらむような“体験型”の場所に進化中。
最新の設備や住宅性能を実際に見て触れて、営業さんから直接説明を受けられるのも魅力です。

とはいえ、展示場見学にはメリットだけでなく、注意しておきたいポイントもあります。
私自身の体験をふまえて、両面を整理してみました。

展示場見学のメリット

  • 実際の広さ・動線・収納感を体験できる
    図面ではわからない「天井の高さ」や「部屋の明るさ」、「家事動線のスムーズさ」などがリアルに確認できます。
    収納の使い勝手も、実物を見ると印象がまったく違います。
  • 最新設備を実際に操作できる
    キッチンの引き出しを開けたり、バスルームの扉を動かしたり。
    見て触って感じられるので、「これいい!」という発見や、「思ったより使いづらいかも?」という冷静な判断ができます。
  • 専門スタッフに直接質問できる
    家の構造や性能、ローンのことなど、営業さんや設計士さん(いれば)にその場で質問できるので、疑問が解決しやすいです。
    資料よりも具体的で、わかりやすい話が聞けます。
  • 複数社を一気に比較できる
    1つの展示場に10社以上あることも。
    効率よく見比べられるので、「それぞれの個性」や「自分たちに合う会社」が見えてきます。

展示場の注意点

  • とにかく時間と体力を使う
    見学だけで半日~1日がかり。
    広い会場を歩き回るので、家族みんなヘトヘトになります。
    小さなお子さんがいると、なおさら工夫が必要かも。
    (とはいえ、キッズスペースがある展示場も多いです!)
  • 営業連絡が一気に来ることも
    見学後、連絡先を伝えると、営業さんから電話やメールが来るようになります。
    「まだ検討段階なのに…」と感じることもあるので、伝え方にはちょっと工夫が必要です。
  • モデルハウスは“盛り盛り仕様”
    展示されているのは、いわばフルオプションの“魅せる家”
    現実の予算では真似できない豪華仕様が多いので、冷静な目で見ることが大事です。
ひいろ
ひいろ

素敵なモデルハウスを見ると、気持ちも大きくなっちゃうよね!

このように、展示場見学は良いところもあれば気をつけたい点もあります。
ですが、「実物を体感できる」という経験は、家づくりにおいて本当に大きな意味があると私は感じました。


見学前に準備しておくべき7つのポイント

なぜ展示場に行く前の準備が大事なのか?

情報ゼロで行くと「なんとなくいいね」で終わってしまう

展示場のモデルハウスは、どれもとても素敵です。
広くておしゃれで、豪華なオプションも満載。
でもそれが、実際に自分が建てる家とは限りません。

準備をせずに行くと、「すごい!いいなぁ」で終わってしまい、現実的な視点を持つのが難しくなります。

営業トークにのまれやすくなる

見学の際には営業さんがついて案内してくれることが多いですが、事前準備がないとその流れに飲まれてしまい、「なんとなく流れで連絡先を書いてしまった…」ということも。

だからこそ、事前に「何を知りたいのか」「自分たちの優先順位は何か」を整理しておくことが大切です。

事前準備、8つのポイント!

  1. 予算感をざっくり把握しておく
    • 自己資金と借入可能額のイメージだけでも◎
  2. 建築予定地やエリアを明確にしておく
    • 土地が決まっていなくても「市内のどのあたり」など方向性だけでもOK
  3. ライフスタイルと希望条件を整理する
    • 例:在宅勤務の有無、家事動線重視、平屋希望など
  4. 家族で優先順位を話し合っておく
    • 「間取り」「性能」「デザイン」など、譲れないポイントは?
  5. 事前に見たいメーカーを調べておく
    • 各メーカーの特徴をざっくり調べておくと比較がしやすい
  6. 希望があれば、予約して見学する
    • 予約すると落ち着いて見学でき、特典がある場合も
  7. 連絡先の提供方針を決めておく
    • 気になる会社だけに渡す?全社に?夫婦で方針を共有しておくと◎
  8. 見学スケジュールを立てる
    • 一日で無理なく見学するなら2~3社程度がおすすめ。事前に見学したい住宅会社を絞り込んでおきましょう

事前に資料請求するのも◎

一括資料請求サービスなどで、先にメーカーの資料を手に入れておくのもおすすめです!
聞きたいことを事前にまとめておきやすくなります。

資料請求サービスの比較については、以下の記事でまとめています。


いざ見学へ!チェックすべきポイントとやり取りのコツ

おすすめの持ち物

  • メモ帳とペン 
    • 気になった点や質問事項をその場で記録するために必要です。
      スマートフォンのメモ機能も良いかも!
  • メジャー
    • 家具の配置や収納サイズを確認するために役立ちます。
      コンパクトなものがおすすめ。
  • カメラ(スマートフォンでも)
    •  印象的な部分や気になる設備を撮影しておくと、後の比較検討に役立ちます。
  • 質問リスト
    •  事前に準備した質問事項をリスト化しておくことで、見学時に聞き忘れを防げます。
  • 大きめのサブバッグ・クリアファイルなど(資料持ち帰り用)
    • 展示場でもらう資料はA4より大きいことも多かったので、バッグは大きめ推奨です。

メジャーやカメラは、使用前に必ず許可を取りましょう。

1. 間取りの動線や広さの体感

  • 実際に歩いてみて「生活をイメージできるか」を確認
  • 音の伝わり方も含めたプライバシーや、各部屋の明るさや風通しによる快適性を想像
  • 廊下の幅、収納の位置、階段の勾配など細部も意識
ひいろ
ひいろ

廊下の幅は、尺寸法のところとメートル寸法のところがあるよ。尺は約90㎝、メートルだと100㎝で10㎝程度違うから、入る家具やすれ違いの感じなどが結構変わる!

2. 設備や仕様は「標準かオプションか」を確認

  • キッチン、床、窓、断熱材など、どこまでが標準なのかを聞いておく

3. 性能・構造面の説明を受ける

  • 耐震、断熱・気密性など、数字で比較できる情報を集める
  • 換気システムや全館空調など、快適性を実感してみる

4. 家づくりの進め方やスケジュール感を聞く

  • 土地探しのサポートや設計の流れ、引き渡しまでの期間なども確認

質問のコツ

  • 具体的な質問を準備:「価格はいくらですか?」ではなく、「坪単価と総額の目安を教えてください」など、具体的な質問を心がけましょう。
  • 条件を明確に伝える:予算や家族構成、希望する条件を明確に伝えることで、より適切な提案を受けられます。
  • 比較検討中であることを伝える:他社も検討していることを伝えることで、より詳細な説明や提案を受けられる可能性があります。

営業対応のポイント

  • 即決を求められても冷静に:「今日決めていただければ特別価格で…」といった即決を促されることもありますが、その場の空気に流されず、冷静に判断することが大切です。
  • 連絡方法の確認:見学後の連絡方法や頻度について、事前に確認しておくと安心です。後々のストレスや行き違いを防ぐことができます。

ちなみに我が家は、連絡方法をきちんと決めないまま見学を終えてしまい、「せっかく丁寧に案内してくれたし…」という気持ちで連絡先を記入してしまったことがありました。
でも、後から考えると優先順位が低いメーカーだったので、連絡先を渡すべきではなかったかなと反省しています。

こちらとしては営業電話が続いてしまいましたし、営業さんにとっても、見込みが薄い顧客に時間を使わせてしまう結果に…。
お互いのためにも、気持ちが固まっていない段階では連絡先の記入は慎重にした方がよかったなと感じました。

展示場見学後にすべきこと

  • 家族で「印象に残った点」をすぐメモ
  • 比較表をつくって各設備のほか営業さんの対応や資料の内容を比較
  • 次に何をすべきか(他社見学?資金相談?)を検討
  • インターネットでの口コミや評判も調べてみる

展示場のモデルハウスではなく、実際に建築された住宅の見学も可能なメーカーもあります。
一条は新築して実際に住んでいる方からお話を伺える機会もあり、とても参考になりました。

見学をより有意義にする「チェックリスト」プレゼント!

実際に私が使っていた「住宅展示場 見学用チェックリスト」をPDFにまとめました!

  • 事前準備でやることリスト
  • 各メーカーで共通して見るべきポイント
  • 見学後の振り返りに使える記入欄つき

こんな感じのリストです↓

PDF(チェックリストのみ)
Googleスプレッドシート版(コピーして使ってください)

スプレッドシートには、チェックリストに加えて見学記録の比較表もつけています。
「自分なりにメモしたい」「記録を整理したい」という方は、もしよかったら使ってくださいね^^


まとめ:展示場は「情報の宝庫」。でも準備が命!

展示場見学は家づくりのワクワクが高まる楽しいイベント。
でも、しっかり準備して臨むことで、「なんとなく見た」から「家づくりが進んだ!」に変わります。

  • 予算感・希望条件を整理してから行く
  • 見学の目的を明確にしておく
  • 質問したいこと・気になる点はリスト化しておく

これだけで、展示場見学の満足度が格段に上がります。

また、展示場での体験を、感情的な判断だけでなく客観的な比較検討材料として活用すること。
複数の住宅会社を比較し、自分たちの条件にぴったりな選択肢を見つけることが成功の鍵です。

時間と体力が必要ですが、人生最大の買い物である住宅選びで、展示場巡りは欠かせません。
私のように、展示場でふらっと入ったメーカーに決まることもありますからね。
(2回目以降でちゃんと準備して説明を受けましたよ!)

これから展示場に行かれる方が、理想の住まいに近づくためにお役に立てたら嬉しいです!

ではまた👋

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