こんにちは、ひいろです。
家づくりの中で誰もが気になるのが「結局いくらかかるの?」という建築費用の話ですよね。
一条工務店は「性能はいいけど高い」と言われることも多い住宅メーカー。
実際に建ててみてどうだったのか、リアルな金額とその内訳をご紹介します。
我が家は、延床約30坪・i-smart・2階建て。
太陽光や全館さらぽか空調、小屋裏収納など、「快適さ重視」の家を建てました。
この記事では以下の内容をまとめています。
- 我が家の建築費用の総額と内訳
- 坪単価や費用が増えた理由
- 意外と見落としがちな「見えない費用」
- 後悔しないための費用の考え方
これから一条工務店で家を建てようとしている方の参考になれば嬉しいです。
我が家の家のスペック(建築費用の前提条件)
- 延床面積:約30坪
- 階数:2階建て
- シリーズ:i-smart
- ZEH仕様(太陽光+蓄電池あり)
- 着工年:2021年(※価格変動にご注意)
間取りについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
建築費用の総額と内訳
結論:いくらかかった?
最初に結論からお伝えします。
我が家の建築費用は、諸費用や雑費なども含めて…
約3,265万円!

思ったより多い…!
建物以外にも、想像以上に多くの費用がかかりました。
さっそく内訳を見ていきましょう。
一条工務店との契約金額
一条工務店と契約したのは、このような金額でした。
費用項目 | 金額 |
---|---|
本体価格(標準) | 約2215万円 |
建築申請・その他業務 | 約 46万円 |
付帯工事 | 約 145万円 |
オプション | 約 341万円 |
太陽光+蓄電池 | 約 203万円 |
合計 | 約2950万円 |

すでに予算ギリギリ…
ただしこれは「建物の金額」だけ。
ここからさらに諸費用がかかります。
その他の出費(建築請負契約外)
費用項目 | 金額 |
---|---|
設計費用・つなぎ融資・登記など※ | 約 70万円 |
水道工事 | 約 66万円 |
外構 | 約125万円 |
フロアコーティング | 約 28万円 |
テレビアンテナ設置 | 約 7万円 |
火災保険 | 約 19万円 |
合計 | 約315万円 |
※設計費や登記関連は、一条に「預り金」として預けて、代行してもらう形でした。

設計費用は契約に含まれないんだね…
標準仕様とオプションの境界線は?
一条工務店は「標準仕様が充実」と言われますが、ちょっとでも性能アップやデザイン性を求めると、意外とオプション扱いになります。
一条の標準仕様(一部抜粋)
- 基礎:布基礎(ただし多くの土地ではオプションのベタ基礎以上に)
- 外壁:タイル(ハイドロテクトタイルはオプション)
- キッチン・洗面台・お風呂:オリジナル仕様
- トイレ:TOTO製2か所
- エコキュート:370ℓ
- 床暖房・換気システム:全館標準
- 高断熱サッシ・ハニカムシェード:全窓に標準(なのでカーテンは準備しなくてOK!)
- 耐震等級3
標準外・含まれないもの
- 照明
- エアコン(普通に買うよりは安いけれど別途)
- 網戸
- 太陽光&蓄電池
- ハイドロテクトタイル
などなど…

i-smartと言えば!のハイドロテクトタイルも、オプションなんだね
オプション費用の内訳と満足度の高いもの
オプション総額:544万円
その中でも、特に満足度が高かったのはこちら:
- 太陽光&蓄電池:約200万円
- 全館さらぽか空調:約50万円
- ハイドロテクトタイル:約43万円
- 小屋裏収納:約25万円
- その他:スマートキー/食洗機/タッチレス水栓など
採用した&満足度の高いオプションはこちらで詳しく紹介しています。
建築費用が増える理由とその対策
見落としがちな費用たち
実際に建ててみて、「これもかかるの!?」と思った項目です:
- 屋外給排水工事
- 申請手数料(建築確認・分担金など)
- 外構・テレビアンテナ
- 登記・火災保険
- 住宅ローン手数料
- 土地売買手数料(※土地からの場合)
- 運搬費・荷上費・残土処理費
- 地盤改良工事:低い土地や坂道にある土地など
目安は大体下記のような費用感です。
- 家の付帯費用:建物金額の約5~10%
- 土地売買手数料:土地代金の約3%
- 住宅ローン手数料:借入金額の約2%
坪単価の目安とブレ幅
我が家の場合、
- 建物本体のみ:約74万円/坪
- 全て含んだ場合:約109万円/坪
という結果になりました。
太陽光・蓄電池・さらぽか空調を含んでいるため、やや高めです。

ひょえぇ~~
我が家が予算オーバーした理由
正直、この金額は予算オーバーでした。
理由は、この3つが大きかったです。
- オプションが高額になった(当初より+100万円)
- 必須の追加費用(基礎変更・エコキュート変更など)
- 付帯費用が想定以上にかかる
削る?どうする?
我が家は結局以下の観点で、多少費用がかかっても頑張ると決めました(笑)
- 削るより「長く使えるかどうか」で判断
- 性能や快適性はケチらないと決めた
これから建てる方は、どうか我が家の失敗を参考に、予算計画をなさってください…!

予算には余白も大事!
補助金と制度をどう活用したか
補助金で一部カバーできた
我が家は各種補助金を申請し、なんと…
182万円を受給!
申請したものは、以下の3種類です。
- ZEH補助金
- すまい給付金
- 地域の補助制度(あれば)
太陽光&蓄電池を採用したからこそ、申請できました!

絶対に譲れないところを吟味してよかった!
補助金を受けるために意識したこと
- 契約前に制度の存在を調べて営業さんに相談
- 「申請できないか?」と聞いてみるのはタダ!
- ZEH対応を前提に家づくりを設計
一条の家は、標準仕様でもZEHの要件を一部満たせているので、申請しやすいと思います!
我が家が費用面で大切にしたこと
優先順位の決め方
- 快適性・効率が上がるなら予算をかける
- 家族構成の変化を見据えて選定
- 節約のために「生活の質」は落とさない
家で快適に過ごすために、性能重視で一条を選んだのに、それを犠牲にして金額を削ることはしたくありませんでした。
初期費用 vs ランニングコスト
- 太陽光は初期費用高でも、回収できる見込みあり
- メンテナンスコストの少ない設備を選ぶ
長期的に見てお得・節約になるのであれば、家への「投資」と思って課金することを選びました。
我が家が「削らなかった」理由
「家は箱」ではなく「暮らしの器」です。
3年半生活して、暮らしやすさは毎日のストレス軽減に直結していると実感しています。
また、繁忙期が被ることもある共働きの我が家は、「時間をお金で買う」ことで、タイパを上げて何とか仕事と家事の両立が出来ています。
現在は子育てで更に時間が限られていますが、こうしてブログを書くことができており、ここでお金をかけておいて良かったと思っています。
まとめ|後悔しないために知っておきたいこと
最終的に建築費用は高額になりましたが、「暮らしやすさ」「快適さ」にしっかり投資できたことに後悔はありません。
今改めて振り返って、「こうすればよかった」というのも含め、この5つが大事だったかなと思います。
- 最初にやりたいこと・絶対に削れないところを明確に!
- 本体価格だけで判断せず、トータルでいくらかかるかを考える
- ランニングコストも考慮:初期費用が高くても元が取れるなら投資と割り切る
- 補助金の活用も視野に入れて、トータルコストを抑える工夫を
- 最後は「暮らしやすさに投資する」覚悟も大事
家づくりは「比較」と「優先順位づけ」が本当に大切。
一条工務店は標準が充実している分、自分たちの価値観で選ぶ幅が広いと感じました。
これから家を建てる方の参考になれば嬉しいです。
ではまた👋
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